今回は、映画をこよなく愛するJ:COMイベントレポーターのご夫妻が、普段はなかなか立ち入ることが出来ず現地人も羨むFOXスタジオへ特別訪問! 映画の歴史が詰まったスタジオの様子を、映画とエンターテイメントが染みついたハリウッドの街の様子も含めレポートします!!
空が高く、雨がほとんど降らないという爽やかな天気のLA。FOXスタジオ入口に到着!映画ファンの憧れ、貴重な内部へ潜入。
青空に突き刺さるFOXプラザビルは、『ダイ・ハード』の象徴‘ナカトミビル’そのもの。撮影中はビル建設中だったため色々な撮影を試みることが出来た。
その麓に広がる巨大なオープンセットの街並。これらの一部はオフィスとしても利用されているそう。
スタジオ内の壁に『スターウォーズ』のペイントが。これ以外にもダイハードがペイントされていたりなどワクワクするポイントが多々。
こちらには『シンプソンズ』 ハリウッドの街の人々は皆、映画を身近に感じ、造詣が深い。
オスカー像が並ぶミニ・ミュージアムや、映画内で実際に着用した衣装が飾られた展示室を見学。
世界的な大ヒットとなったあの『タイタニック』で、ローズが身に着けたドレスが目の前に。
創設から苦境の時代を経て栄光を勝ち取った歴史や、映画産業への貢献がパネルで語られていた。
巨大な衣装倉庫は、平均的な公立中学校の体育館と同じくらいでそれがいくつかある。
これまでの作品で使用された衣装は、一部をのぞき多数を保管してあるという。
隙間なく何段にも及ぶハンガーが天井にまで張り巡らされ、蝶ネクタイから巨漢のぬいぐるみまで所狭しとひしめき合う。
録音スタジオは、テニスコートくらいの圧巻の広さ。エルビス・プレスリーも弾いたピアノが中心に据えられ、オーケストラ一団が難なく入れそう。廊下には当時の録音風景のポートレイト。
撮影スタジオの一部は、ドラマ『BONES』の撮影中だったためシャットアウト。しかし、衣装のまま出てきたキャストと偶然遭遇。臨場感を沸き立たせるとともに、真裏であのドラマが撮影されているのかと思うだけで鳥肌が立つ。
高いプロ意識を持つスタッフが集まるFOXでは、映画の歴史とともに、FOXスタッフの誇りも感じることが出来た。
FOXスタジオをあとに…LAの街へ。開放的な街の息づかいそのものが、映画と密接に関わり、愉快にならずにはいられない。そんなLAでの日々に感謝!
一般の人が入れない映画一色の空間は、日本にいても決して味わえない、プロフェッショナルな緊張感が漂っていました。実は私は、数える程度ですが芝居をやっており、映画やドラマの撮影現場や小劇場での舞台を過去に経験しました。しかし、本場中の本場はひと味もふた味も違い、規模も迫力もクオリティも、私が経験してきたそれらとはまったくの別物でした。地域丸ごとを巻きこむ大胆さと、キャストやスタッフ一人ひとりのモチベーションを第一とする繊細さが混じり合う、異次元の世界を垣間みることができ、学ばせてもらったという充実感に溢れています。
今回をきっかけに、J:COMならびにFOXの作品をもっと観たいと思うようになり、映像作品の見方も変わってきました。近頃は地上波に期待出来ず、テレビから遠ざかりつつありましたが、楽しみ方が増えて本当に嬉しく思います。
【さいごに、、ちょっとしたハリウッドエピソード】
ホテル近くの行列が出来るカフェレストラン‘The Original Pantry Cafe’でのこと。おとなの顔面ほどの大きさのハムステーキを食べきれず、持ち帰り夕食に…。そこでカウンター接客をしていたおじいさんが、「日本語しゃべれるよ、イチ・ニイ・サン・シイ…10までの数も数えられるんだ」と人懐っこく話してくれました。古き良きアメリカの雰囲気、創業時から変わらないであろう朗らかで幸せな空気感も味わうことが出来ました。
実際にお客様と一緒に行かせて頂いて、映画が好きな方にはたまらない体験だと思いました。 自分が子供の頃から好きだったダイハード。あのナカトミビルを目の前で見る、タイタニックの出演者達が実際に着ていた衣装を目の前で見るなど、終始鳥肌が立ちっぱなしでした。
映画好きのお客様にはぜひこの感動を体験して頂きたいので、またどこかのタイミングで実施出来たらと思います。ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
J:COMイベントレポーターには、ハリウッドの空気をたくさん運んで持ち帰っていただきました。色あせない映画の歴史。21世紀FOXスタジオの展示物や衣装からは、作品に関わったスタッフの苦労や努力も伝わってきた気がします。これを機に、FOXが誇る名作映画を楽しむ人がたくさん増えたらいいなと願います。